治療
薬物中毒の治療は、体のなかで中毒となっている物質を減らすことです。特に急性期では拮抗薬の投与や胃洗浄、下剤の投与、血液透析などを行うことが重要となります。それと同時に、生命に危険を及ぼしうる薬の場合には全身状態を保つための治療が必要となります。
また、麻薬や覚醒剤のように身体依存や精神依存などを生む薬については、治療開始により離脱症状(禁断症状)が現れる場合があり、離脱症状に対する治療も重要となります。
一方で、薬物中毒に陥ってしまった原因や生活習慣についても見直す必要があります。薬を処方する主治医には中毒状態になってしまったことを報告し、今後の処方の仕方や薬の変更などを検討する必要が生じることもあります。まず、中毒になることを予防することがとても重要です。
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