治療
自己免疫疾患の一種であると考えられていることから、一般的な自己免疫疾患と同様にステロイドの内服治療が行われます。また、免疫抑制剤の点眼が有効との報告もあり、広く用いられています。しかし、効果は人によって大きく異なり、ステロイド大量療法などを行っても進行を止められないケースも多々あります。
治療法は確立されていませんが、潰瘍周囲の結膜組織を切除すると潰瘍の進行が止まることがあります。また、重症な場合には、潰瘍と周辺の結膜組織を切除し、その部位に角膜上皮と上皮幹細胞を移植する角膜上皮形成術が行われることがあります。
しかし、これらのさまざまな治療を行っても効果が得られないことも多いです。
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