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血管拡張性肉芽腫

最終更新日:
2023年08月31日
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2023/08/31
更新しました
2023/08/22
更新しました
2017/04/25
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概要

血管拡張性肉芽腫とは、皮膚に生じる赤く柔らかい小さな良性腫瘍(りょうせいしゅよう)です。痛みなどの症状はありませんが、腫瘍が傷つくと出血し、なかなか血が止まらないこともあります。さまざまな年齢、性別の方にみられる良性腫瘍ですが、特に子どもや若い方、妊娠中の方によくみられます。

好発部位として頭皮や顔、唇、指など刺激を受けやすい部位が挙げられます。血管拡張性肉芽腫は傷をきっかけに生じることがあるため、こうした細かい傷の付きやすい部位に出やすいと考えられています。また、妊娠中の方では口の中に生じるケースも多くみられます。多くの場合、血管拡張性肉芽腫が自然になくなることは少なく、何らかの治療を行う必要があります。ただし妊娠中に生じたものは、出産後に自然になくなることもあります。

原因

血管拡張性肉芽腫の発症についてはまだ不明な部分も多くありますが、皮膚に生じた細かい傷や感染などが原因となり、毛細血管が広がって生じることが一般的です。また妊娠中の方に多いことから、女性ホルモンである“エストロゲン”の血管拡張作用が影響しているとも考えられています。

症状

直径1cm以内(ときに2~3cm程度)の赤く盛り上がった腫瘍が生じます。初期段階では小さいですが、比較的速いスピードで大きくなっていくケースが多くみられます。

腫瘍に痛みやかゆみなどの症状はありませんが、腫瘍が傷つくと出血し、血が止まりにくい場合があります。出血後は腫瘍の表面にかさぶたが生じることもあります。

検査・診断

皮膚科医による視診などで診断がつくことが一般的です。ただし、ときに悪性腫瘍と紛らわしいケースもあるため、腫瘍部分の組織を採取し、顕微鏡で詳しく観察する“生検検査”を検討する例もあります。

治療

血管拡張性肉芽腫の多くは自然になくなることはないため、何らかの治療によって腫瘍を取り除く必要があります。腫瘍を取り除く際は、十分に切除しなければ再発する可能性もあり、注意が必要です。

腫瘍が小さい場合には、液体窒素による冷凍療法や炭酸ガスレーザーによる焼灼療法などが検討されます。一方で、腫瘍が大きい場合には主に摘出手術が検討されます。

液体窒素による冷凍療法

腫瘍に液体窒素を塗布し、凍らせて壊死(えし)させる治療方法です。治療後は腫瘍が壊死した部分がかさぶたになります。この治療法は複数回行うこともあります。

炭酸ガスレーザーによる焼灼療法

局所麻酔を行い、炭酸ガスレーザーを照射することによって腫瘍を焼き切る治療方法です。炭酸ガスレーザーは周辺組織への熱によるダメージが少なく、腫瘍に焦点を絞った照射が可能です。

摘出手術

腫瘍が大きい場合、局所麻酔にて腫瘍を切除し、必要に応じて縫合する治療を行います。腫瘍の大きさによってかかる時間や傷あとの大きさなどは異なりますが、手術時間は数分~数十分程度のため、日帰りで治療を受けることが可能です。

また手術後は傷あとをガーゼなどで保護し、手術から1週間ほど経過した段階で抜糸します。傷あとは時間の経過とともに目立ちにくくなることが一般的です。

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