治療
原因が特定できない特発性血精液症であれば通常は自然に改善するため、治療をせずに経過観察を行います。多くの場合、精嚢にたまった古い血液が全て排出されるまで時間がかかり、完全に血液が排出するまでに1~2か月程度かかる場合もあります。
明らかな原因がある場合には、その原因に対する治療が行われます。たとえば精嚢や前立腺などに炎症が起きている場合は、抗生物質や抗炎症薬を用いて治療します。
前立腺生検や精管切除手術に伴う血精液症でも、出血が数週間ほど続く場合があります。基本的に自然に改善するため特に心配はいりませんが、対処療法としてカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物、トラネキサム酸などの止血剤を投与することもあります。
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