検査・診断
診断では、解離に関連した症状を詳細に聴取することが重要です。解離性障害における症状は、本人が病識を持っていないこともあります。そのため、より詳細に状況を把握するために、周囲の方から情報を得ることも重要です。
こうして得られた情報をもとに、Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders(DMS-5)などの診断基準に照らし合わせて、診断することになります。
なお、解離性障害の診断の際には、同じような症状をきたす器質的な疾患、薬物の使用などを除外することも重要です。たとえば頭部外傷をきっかけにして症状が出現することもあるため、外傷歴の聴取や頭部CT、MRIなどが検討されることがあります。
医師の方へ
「解離性障害」を登録すると、新着の情報をお知らせします