症状
赤色平滑舌では、舌の粘膜表面の舌乳頭が消失することで表面が赤く平滑に見えるようになります。舌が萎縮した状態となるため、舌の体積は小さくなります。
また、赤色平滑舌を発症すると、飲食物がしみたり灼熱感を伴う痛みを引き起こしたりします。そのほか、味覚を感じにくくなったり、物をスムーズに飲み込む力が低下したりすることもあります。
赤色平滑舌は鉄欠乏性貧血などの病気によって引き起こされることが多く、口の中の症状だけでなく、動悸、息切れ、倦怠感などを伴うこともあります。また、爪の真ん中がスプーンのようにくぼむ“匙状爪”や口角炎などの症状が現れることもあります。進行すると、高度の口角炎、舌炎、嚥下障害が現れることがあります(プランマー・ビンソン症候群:Plummer-Vinson syndrome)。
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