検査・診断
症状や問診などから起立性低血圧が疑われる場合、起立試験と呼ばれる検査のほか、心エコーなどの画像検査、心電図検査などが行われます。
起立試験
血圧を測定しながら、患者に5分間横になってもらい、すばやく立ち上がってもらいます。立ち上がってから3分または5分以内に、最高血圧(収縮期血圧)が20mmHg以上低下した場合、収縮期血圧が90mmHg未満になった場合、最低血圧(拡張期血圧)が10mmHg以上低下した場合、のいずれかに該当すると起立性低血圧と診断されます。
そのほかの検査
心エコーや心筋シンチグラフィと呼ばれる画像検査で、心臓や血流の状態を確認します。また、ホルター心電図と呼ばれる小型の機器を用いて、1日の脈拍の変動を記録する検査も行われます。そのほか、自律神経障害が疑われる場合は、その程度や原因となる病気などの検査を行うことがあります。
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