治療
足底腱膜炎の治療では、保存的療法(手術を行わない治療)や手術療法が行われます。
まず足底腱膜への負荷を減らすために、運動を一定期間休む、または運動量を調整することが大切です。続いて、痛みの緩和を目的として、非ステロイド系の消炎鎮痛剤の内服薬や外用薬を使用することがあります。ほとんどの場合は、数か月程度で痛みが緩和されますが、痛みが強く出ている場合は衝撃波を用いた治療が行われることもあります。また、筋肉の柔軟性を高めるためにストレッチ運動を行うことも治療の一環として重要な役割を担います。
このような保存的治療で効果が現れない場合などには手術が検討されますが、保存的療法で改善することが一般的です。
セルフケア
足底腱膜炎を疑う痛みが生じた場合、最低でも1週間は激しい運動を避け、安静に過ごすことを心がけましょう。
また、痛みが強い場合は1日2回、10〜15分程度痛みの強い部位を冷やしたり、消炎鎮痛薬を使用したりすることも効果的です。靴を履く際は自分の足の形に合った物を選び、インソールを入れるなどして足底腱膜にかかる負荷を和らげる工夫をしましょう。
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