そくしざめつそう

足趾挫滅創

最終更新日:
2018年10月18日
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2018/10/18
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治療

治療方針は創の状態や損傷が及んでいる組織など、さまざまな条件により変わります。

きず口や創の内部に異物がある場合も多いため、生理食塩水などによる洗浄や、清潔なガーゼ、ブラシなどを用いた異物の探索、除去が行われます。医療用のメスやハサミを用いて、損傷により壊死した組織を除去するデブリドマンが行われることもあります。

また、感染を予防するために、あらかじめ抗生物質や鎮痛剤が用いられます。

止血

出血が多い場合や止まらない場合には、圧迫止血や、受傷した足の指の付け根をゴムなどで縛る駆血が行われることもあります。このほか、ナイロン糸を使った結紮(けっさつ)などが選択される場合もあります。

創を閉じる治療

比較的軽い挫滅創や挫創では、医療用テープを使用して固定する方法が用いられることがあります。また、挫創ではガーゼで創を覆い、湿潤環境を保つことにより、数日できず口が閉鎖することもあります。

手術

深い挫滅創の場合は、皮下組織が癒合(くっつくこと)するよう、ナイロン糸や吸収糸を用いた真皮縫合が行われます。

神経や血管などの損傷がある場合には、マイクロサージャリーと呼ばれる顕微鏡を用いた手術が検討されることもあります。マイクロサージャリーとは、非常に細かな措置を行うために形成外科で行われることの多い手術であり、血管や神経の再建、断裂した組織の縫合を行うことができます。

これらの治療後も二次的な感染が起こらないよう、破傷風ワクチンの予防接種などが行われます。

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