そくかんせつねんざ

足関節捻挫

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

足関節捻挫の応急処置

足首をひねるなどして腫れや痛みが生じた場合には、ただちに「RICE処置(ライスしょち)」と呼ばれる応急処置を行いましょう。RICE処置とは、Rest(安静)Ice(冷却)Compression(圧迫)Elevation(挙上・高くあげること)の頭文字をとった名称です。

(1)Rest:患部を動かさず、安静にすることを指します。運動を中止し、ご本人が楽な姿勢(座る、仰向けになるなど)で安静にしましょう。医療用テープや副木などを用い、患部を固定します。

(2)Ice:冷却することを指します。ビニール袋などに氷を入れてタオルやハンカチで包み、15~20分ほど患部にあてて冷やします。再び痛みが出てきた場合、同じ要領で冷却します。(捻挫直後だけでなく、痛みがある場合は48時間内では冷却処置、それ以降では冷却あるいは温熱処置を続けます。)

(3)Compression:患部を圧迫することで、内出血や腫れを防ぎます。弾性のある包帯などを用い、患部を軽く圧迫するようなイメージで固定します。U字パッドと呼ばれるスポンジがある場合は、腫れが生じると考えられる部分にスポンジをあてたうえで、包帯などを巻き固定します。神経や血管の圧迫につながらないよう、しびれなどが生じない程度の強さで圧迫することが大切です。

(4)Elevation:患部を心臓より高くあげることで、内出血や腫れを防ぎます。足首の捻挫の場合は、足の下に枕やクッションを置くことで、患部を高い位置に保つことができます。

医療機関での治療

医療機関でも、患者さんの状態に適した固定材などの医療用品を用いて、RICE処置が行われます。靭帯が緩んでいる1度捻挫や一部が切れている2度捻挫の場合は、ギプスやサポーターなどを用いて内外反の制動をかけた上で、受傷後早期から歩行や運動の訓練を始めることができます。靭帯が断裂している3度捻挫の場合には、数週間ギプス固定を行うことがあります。また、不安定性が大きい場合には手術が選択されることがあります。

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