治療
野球肩においては、まず肩の安静を保つことが重要であり、投球を控えることになります。症状が強い場合には、肩関節の固定も考慮します。痛みに対処するために湿布や痛み止めを使用することもあります。
また、投球フォームが適切でなく肩に負担がかかっていることもあるため、投球フォームの是正も考慮すべきポイントです。いわゆる肘の下がったフォームは肩に負担がかかりやすいとされています。投球後のマッサージやアイシングなども重要となります。さらに、肩関節の強度を上げるために、肩関節の筋肉を補強するための筋力トレーニングも大切です。
上記のような保存的な治療で症状の改善が期待できない場合には、手術的な治療介入が検討されます。
野球肩を発症した際には、治療後もリハビリテーションを行うことが重要であり、症状が悪化しないように対応することが求められます。
こうした治療経過には、スポーツに関して専門的な知識を持つ医療従事者のアドバイスが必要となるため、野球肩が疑われる状況においては休息を取ることを躊躇せず、早い段階で医療機関を受診することが大切であるといえます。
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