治療
鉤虫症は、メベンダゾールやアルベンダゾール、パモ酸ピランテルといった駆虫薬によって治療します。鉄欠乏性貧血が存在する場合には、鉄剤を用いた鉄の補充療法も必要とされます。
予防
東南アジアやアフリカなどを中心として、鉤虫に寄生される危険性が高い地域があります。渡航を計画する際には、事前の調査により流行地域かどうかを確認することが重要です。鉤虫症の流行がみられる地域に赴く際には、土に不用意に素手で触れない、裸足やサンダルで土に踏み込まない、汚染が疑われる野菜は調理不十分な状態で摂食しない、などを心がけることが重要です。また、小児は年齢によっては衛生概念が確立していないこともあるため、周囲の大人が感染予防に注意を払うことも大切です。
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