りゅうきせいひふせんいにくしゅ

隆起性皮膚線維肉腫

監修:

症状

隆起性皮膚線維肉腫は皮膚の深層から発生するがんです。このため、発症すると皮膚の奥に硬いしこりができ、触れるようになります。通常、痛みなどはないため発症に気づかなかったり、しこりに気づいていながら放置されたりするケースもあります。しかし、しこりは数か月~数年かけて徐々に大きくなり、球状やキノコ状の結節(組織の硬い塊)となって皮膚の表面に突出するのが特徴です。突出した結節の表面の皮膚は暗赤色や紫色に変色していることが多く、びらんやかさぶたなどを伴うことも少なくありません。

なお、隆起性皮膚線維肉腫は、体幹部(胴体)に生じることが多いですが、腕や脚、頭部、首に生じることもあります。しこりが複数個できることはほとんどなく、他部位に転移するのは5%ほどとまれですが、手術で切除しても同じ部位に再発を繰り返しやすいのも特徴のひとつとされています。

最終更新日:
2020年03月27日
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2020/03/27
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