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けいついしょうせいせきずいしょう

頚椎症性脊髄症

最終更新日
2019年01月15日
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2019/01/15
掲載しました。

概要

頚椎症性脊髄症とは、頚椎の中に位置する脊髄が加齢性の変化によって周囲の構造物によって圧迫され、手足に運動障害や感覚障害などが出現する状態を指します。

歩く際にもつれたり、箸をうまく使うことができなくなったりなど、日常生活において支障が生じる可能性がある病気です。生活の質を落とさないためにも、保存的療法・手術療法を組み合わせて対応することが求められます。

原因

頚椎症性脊髄症は、加齢現象の一環として生じます。背骨の中には脊柱管と呼ばれるトンネルが存在し、中には脳から降りてくる脊髄が首から腰にかけて走行しています。背骨を構成する骨同士の摩擦を軽減したり、それぞれの位置関係がずれないようにしたりするために、靭帯や椎間板などの構造物が存在しています。

加齢現象によってこれらの構成成分が変化すると、脊柱管の中に存在する脊髄が圧迫されることがあります。特に、頚部における脊髄が障害を受けることで、頚椎症性脊髄症の発症に至ります。

症状

頚椎症性脊髄症では、障害を受ける神経部位に応じて症状の現れ方が異なりますが、主には運動神経、感覚神経や自律神経に症状がみられる可能性があります。

頚椎症性脊髄症で生じる運動障害としては、手先の運動がうまくいかなくなり、ボタンを通すことができない、箸を上手に使うことができないなど、特に細かい運動の障害が現れます。また、足に症状が出ることで歩行障害が生じ、ふらつく、うまく歩くことができない、転倒するなどの症状につながることがあります。

また、頚椎症性脊髄症では手足のしびれがみられることもあります。そのほか、自律神経症状として、尿が出にくい、尿が漏れてしまう、排尿をしたあとにもまだ尿を出し切っていない感じが残るなどの症状が現れることもあります。

検査・診断

頚椎症性脊髄症では、首のレントゲン写真やMRIが撮影されます。頚椎の変形やズレなどをレントゲン写真にて確認します。MRI検査は、レントゲン写真では判断できないような神経への圧迫状況などを確認することができます。加齢によって頚椎周辺に構造的な変化がみられることは珍しくないため、自覚症状と画像的な変化が一致しているかどうかを身体所見で確認することも大切です。

治療

頚椎症性脊髄症では、症状の程度や頚椎の変化などをもとにして、保存的療法や手術療法によって治療が行われます。保存的治療としては、痛み止めや装具の着用、牽引療法などが行われます。

手の運動障害でものが持ちにくい・落としやすい、あるいは足の運動障害のために歩きにくいなど日常生活に影響が出ている場合では、症状があまり進行する前に手術が考慮されます。そのほか、足がひっかかりにくいように床を整理する、首をそらさないなどに注意することも大切です。

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