症状
頭蓋咽頭腫には、頭蓋内圧亢進症状、下垂体の異常による症状、視床下部の異常による症状、視神経の異常による症状があります。
頭蓋内圧亢進症状――頭痛・吐き気など
頭蓋咽頭腫が大きくなると、頭蓋内を流れる脳脊髄液の流れが悪くなり、頭蓋内に異常に水がたまる水頭症を生じることがあります。脳脊髄液がたまり頭蓋内の圧力が高まると、頭痛・吐き気・視力低下・傾眠(意識障害)などの頭蓋内圧亢進症状がみられます。
下垂体の異常による症状――疲れやすさ・肥満など
下垂体はさまざまなホルモンを分泌して体の機能を保っています。頭蓋咽頭腫はこの下垂体の周辺に発生する腫瘍であるため、発生すると下垂体のホルモン分泌が乱れて体にさまざまな症状を引き起こします。
下垂体の異常による主な症状は、甲状腺刺激ホルモンや副腎皮質刺激ホルモンの不足により疲れやすくなったり、代謝が悪くなり肥満になったりすることがあるほか、抗利尿ホルモンの不足によって尿量が増えることなどがあります。
また小児の患者の場合、成長ホルモンの不足による低身長や、性ホルモンの不足による二次性徴の遅れなどがみられることもあります。
視床下部の異常による症状――血圧の不安定・精神症状など
脳の一部である視床下部はホルモンを分泌し、下垂体のはたらきをコントロールしています。視床下部が腫瘍によってダメージを受けると、血圧や体温の調節がうまくいかなくなったり、体の水分・塩分バランスが崩れたりすることがあるほか、意識障害などの症状がみられることもあります。
また、視床下部の周辺にある乳頭体という部位がダメージを受けると、うつ症状や物忘れ、認知症状などの精神症状がみられることもあります。
視神経の異常による症状――視力・視野の低下など
腫瘍によって視神経が圧迫されることにより、視力の低下や視野狭窄(視野が狭くなる)が起こることがあります。
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