治療
頭頸部外科では、主に頭頸部に発生した腫瘍の摘出手術を行います。また、病気のタイプによっては手術以外にも、抗がん剤治療、放射線治療、免疫治療などを行うケースも少なくありません。
頭頸部には咀嚼、発声、呼吸、味覚・聴覚・嗅覚などの機能をつかさどる器官が多く存在します。また、容貌にも大きく影響する部位であるため、もちろん病気を取り除いて根治を目指すことも大切ですが、治療後もできるかぎりさまざまな機能を残し、容貌を最大限に変化させないことを目指すことも必要です。
そのため、頭頸部領域の病気は一般的には耳鼻咽喉科医が担いますが、術後のQOL(生活の質)をキープするために歯科、形成外科など関連する多くの診療科とチームを形成して治療にあたる場合も多いです。病変が大きな場合は、それらのチームで手術によって失われた部位を再建するための手術が必要になることもあります。
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