がくへんけいしょう

顎変形症

監修:

治療

顎変形症の治療は、歯の矯正治療と顎の手術とを組み合わせて行い、顔の変形と不正咬合の両方の改善を図ります。

通常は“術前矯正歯科治療(約1年半~2年)”、“外科手術(約2週間の入院)”、“術後矯正歯科治療(約1年)”、“保定(約2年)”という流れで行われます。

術前矯正歯科治療では歯を適切な位置に並べ直すことが主な目的となりますが、見かけ上は変形が強くなったように感じることも少なくありません。外科手術は全身麻酔下に実施し、外科的に顎骨を移動し、組み替えて固定することにより変形を治します。術後矯正歯科治療は、手術によって得られたかみ合わせを完成させるための治療で、約1年かけて緊密にかみ合うように仕上げます。そして最後に、これらの治療で改善された歯ならびやかみ合わせを安定化させるために保定装置を用いて保定を行います。

なお、一般的な矯正歯科治療では保険適用はなく自費診療となりますが、顎変形症の場合には矯正歯科治療と外科手術は保険診療の対象となります。ただし、受診する歯科医院が保険診療に対応しているかどうかは、あらかじめ確認しておくことが必要です。

最終更新日:
2025年01月09日
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2025/01/09
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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