原因
顎変形症は、上下の顎の骨の大きさや形、位置、バランスの問題などが関係して起こります。顎変形症のほとんどは原因不明といわれています。顎変形症の原因として明らかになっているものには、生まれつきの病気である口唇口蓋裂や、顎の骨折などがあります。生まれつきの病気による顎変形症の場合、小さな頃からすでに異常が明らかにみられる例もあります。
原因不明の顎変形症が発生する要因としては、人種差や近親者の病歴(家族歴)など、遺伝的な要因が関係しているという説があります。また、指しゃぶりや舌の癖が関与しているという説もあります。
このような顎変形症は、顎が不均衡に成長することによって生じると考えられています。一般的には、小児期には異常がみられず、思春期以降に少しずつ明らかになっていきます。
小下顎症は、遺伝的な要因や骨折などのほかに、顎の関節の炎症なども発症に関与するといわれています。
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