症状
顎変形症の主な症状は、咬み合わせの異常(不正咬合)と顔の変形です。ただし、歯の代償適応(顎の変形やズレを補おうとする作用)によって、咬み合わせは正常にみえることもあります。
このほか、顎変形症に伴って現れる症状としては、下記のようなものが挙げられます。
- 食べ物をうまく噛むことができない。
- 言葉の発音がしにくい
- 口を自然に閉じることができない(小下顎症の場合):努力して唇を閉じようとすることで、下顎の先(オトガイ部)に縦ジワが入る
- 衝撃を受けたときに下顎を骨折しやすい:咬み合わせに問題がある場合、上下の歯を咬み合わせても下顎が安定しないために起こる
- 睡眠時のいびきや、睡眠時無呼吸症候群による症状(小下顎症の場合):空気の通り道が狭くなるために起こる
- 麺類などを噛み切ることができない:前歯が咬み合わない開咬症の場合に起こる
- 顎関節に痛みが生じる
など
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