治療
類宦官症の原因によっては、根本治療対象となるものもあります。たとえば脳腫瘍などが原因となっている場合には、脳腫瘍に対する手術や化学療法、放射線療法といった治療介入がされます。
また、類宦官症では不足しているホルモンを補充する治療も行われます。続発性(視床下部や下垂体の異常)では、精巣そのものの男性ホルモンは保持されているため、上位ホルモンであるhCGを補充して精巣からの男性ホルモン分泌を促します。加えて直接男性ホルモンを補充することもあります。こうした治療を行うことで二次性徴を促し、不妊症の改善などを期待します。
原発性の場合は、精巣そのものの異常です。そのため、男性ホルモンの直接的な補充療法を必要とします。二次性徴を促すことは可能ですが、精巣そのものの異常であるため、不妊症の改善は期待できません。
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