検査・診断
骨軟骨腫では、第一選択としてレントゲン写真による検査を行います。骨軟骨腫の腫瘍性病変には骨成分が含まれているため、レントゲン写真で見極めることが可能ですが、骨成分以外にも軟骨成分(骨成分の表面にあり軟骨帽とも呼ばれる)もあり、これらをより詳細に評価するために、レントゲン写真以外にCTやMRIなどの詳細な画像検査を行います。その際に腫瘍性病変が周囲の腱や神経などへの圧迫が分かることがあります。
骨軟骨腫の診断は、病変部位の組織を実際に採取する生検検査を行います。生検によって得られた検体を顕微鏡でみて、骨軟骨腫特有の変化を確認します。生検検査は、骨軟骨腫の診断が可能であるとともに、骨軟骨腫で合併しうる悪性腫瘍の除外にも有用な情報をもたらします。
医師の方へ
「骨軟骨腫」を登録すると、新着の情報をお知らせします