症状
損傷を受けた部位によって言語・思考・記憶・行為・学習・注意などに関連する症状が現れ、日常生活や社会生活に支障を生じます。
失語・失行・失認
- 言葉がなかなか出てこない
- 読み書きができない
- 相手の話を理解できない
- 簡単な動作や一連の動作がうまくできない
- 見ているものや聞こえている音が何か分からない など
記憶障害
- どこに行ったか、何をしたか、何を食べたかを忘れる
- どこに物を置いたかを忘れる
- 新しいできごとを覚えられない
- 何度も同じことを言う、何度も同じ間違いをする
- 忘れていることに気が付かない など
注意障害
- ぼんやりとしていてミスが多い
- 複数のことを同時にすると混乱する
- 周囲のことにすぐ気をとられ落ち着かない
- 人の話を聞きながらメモを取ることができない
- 周りの状況に気が付かない など
遂行機能障害
- 計画を立てて物事を遂行できない
- 人に指示されないと行動できない
- 約束の時間に間に合わない
- 仕事を途中で投げ出してしまう など
社会的行動障害
- 興奮しやすく大声を出したり暴力的になったりする
- 自己中心的な行動をとる
- パニックになりやすい
- 目の前に欲しい物やしたいことがあると我慢できない
- 1つのことに対するこだわりが強くなる など
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