治療
黄色腫症は、脂質代謝の異常と関連して発症することがあります。この場合には、運動療法や食事療法、内服薬の使用(スタチン、エゼチミブや陰イオン交換樹脂など)といった治療介入を行い、脂質代謝の是正を図ります。治療薬は数多く存在するため、それぞれの患者さんが抱える問題にあわせて適切なものを選択する必要があります。
また、黄色腫症では、部位に応じて手術で病変部位を切除したり、レーザーを用いて治療をしたりすることもあります。ただし、目元のものに対してはひきつれを起こしてしまい、審美的に悪影響を及ぼすこともあるため注意が必要です。
黄色腫症では、美容的な問題に加えて代謝系の異常を抱えることもあります。心筋梗塞などといった重篤な合併症を続発することもあるため、黄色腫症を疑わせる病変がある際には、医療機関を受診して診察を受けることが大切です。
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