原因
鼻中隔がゆがむ鼻中隔弯曲は、顔の発育と共に生理的に生じます。鼻の中の大きさは顔の発育により決められていて、この範囲内に鼻中隔はおさまっています。鼻中隔は軟骨や骨によって形成されており、両者が過度に発育すると鼻中隔はおさまりきれなくなり、軟骨と骨の接合部などで徐々にゆがみます。
また、鼻に対しての外力が原因で弯曲が生じることもあります。たとえば、出産の際に赤ちゃんの鼻に対して力が加わること、幼児が鼻をぶつけたりすることなどで軟骨と骨の接合部にズレが生じます。ズレが生じた程度では問題ないのですが、ズレた状態で発育していくとやがてこのズレは大きくなり弯曲となります。またスポーツ外傷や交通事故のような大きな外力では、大きな変形を引き起こすことがあります。
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