原因
B型肝炎ウイルスは感染者の血液や体液を介して感染します。具体的には、傷のある皮膚に感染者の血液や体液が付着したり、カミソリや歯ブラシなどを共有したりすることで感染する可能性があります。また、子どもが発症した場合は、B型肝炎ウイルスに感染した母親からの感染(母子感染)であることが多く、成人の場合は性行為が原因であることが多いとされています。
B型肝炎ウイルスに感染しても、全ての人がB型慢性肝炎を発症するわけではありません。感染者の80~90%は一過性に炎症が生じて回復するといわれており、B型慢性肝炎に移行するのは10~20%とされています。特に感染したときの年齢が低いほど慢性化しやすいため、赤ちゃんが出生時に母親から感染した場合には速やかな治療が必要となります。
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