治療
B型慢性肝炎では、ウイルスを体内から完全に除去することは難しいといわれています。しかし、インターフェロンと呼ばれる薬や核酸アナログ製剤と呼ばれる薬などを使ってウイルスの増殖や活動を抑え込むことは可能です。
また、これらの薬を使用しても改善が期待できないなどの場合は、肝炎の進行を抑える肝庇護薬を使う場合もあります。
なお、B型肝炎ウイルスに感染した後に、ウイルスを排除できず持続感染に移行しても、数年~数十年間にわたり肝炎を起こさないことがあります。この状態を無症候性キャリアと呼び、抗ウイルス治療は行われません。抗ウイルス治療は、日本肝臓学会認定の肝臓専門医をはじめ、専門的な知識をもった医師のもとで受けることが望まれます。
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