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B型肝炎治療のゴールとは?C型肝炎との治療の違いを解説

B型肝炎治療のゴールとは?C型肝炎との治療の違いを解説
池田 隆明 先生

横須賀市立うわまち病院  副病院長/消化器病センター長 消化器内科部長

池田 隆明 先生

C型肝炎の治療と同様、B型肝炎の治療も新薬の登場により、以前に比べ進歩しています。しかし、C型肝炎とは異なり、ウイルスを完全に排除することは今のところできていません。B型肝炎ウイルスに対する治療はどのように行われるのでしょうか。引き続き、横須賀市立うわまち病院 副病院長 消化器内科部長 消化器病センター長の池田隆明先生に解説いただきました。

肝臓

2017年1月現在、B型肝炎の原因であるウイルスを完全に排除し、完治することはできません。そのため、原因となるウイルスの量がこれ以上増えないよう、お薬で抑えることがB型肝炎治療の目的になります。ウイルスが完全に排除されなくても、ウイルスの増殖をしっかり抑えることで、症状の進行を抑え、肝硬変肝臓がんの発症を予防することができます。

C型肝炎では、症状が進行してしまうと、抗ウイルス薬の治療効果が望めないケースが多くあります。

一方、B型肝炎では、腹水が溜まる、黄疸(おうだん)がでるといった症状があっても、薬剤によって症状がおとなしくなるなどの治療効果が望めるケースがあります。そのため、B型肝炎の場合はほかの病院で治療が難しいと判断され当院を紹介された患者さんでも、治療を行うことで元気になっていく方はいらっしゃいます。B型肝炎の場合にはあきらめず、専門的に肝炎を診察してくれる医療機関を受診するメリットがあると思います。

同じウイルス性肝炎であっても、C型肝炎B型肝炎ではがん発症への進行過程に違いがあるので治療を行う上では注意が必要です。

C型肝炎ではほとんどの場合、肝硬変になってから肝臓がんを発症します。しかし、B型肝炎の場合には症状が軽く、肝硬変になる前の患者さんで、肝臓がんを発症しているケースがあります。

そのため、どの肝炎を発症しているかによって、病気の経過の見方が異なります。C型肝炎の場合には、肝硬変になってしまった患者さんを中心に、がんが発症していないかを注意してみていきます。しかしB型肝炎の患者さんでは症状が軽いうちから注意深くみていき、がんに早く気づくこと、そしてがんを進行しないようにすることが大切です。このようにC型かB型かによってがんの成り立ちが大きく異なるのです。

C型肝炎の原因であるC型肝炎ウイルスと、B型肝炎の原因であるB型肝炎ウイルスは、それぞれのウイルスがもつ遺伝子が異なります。C型肝炎ウイルスはRNA遺伝子、B型肝炎ウイルスはDNA遺伝子を持っています。

このDNA遺伝子を持つウイルスは、肝臓の細胞の核の中まで組み込むことができます。ウイルスが組み込まれた肝臓の細胞は、がん細胞に変わってしまいます。そのためB型肝炎の患者さんでは、肝硬変を発症せずとも、肝臓がんがみつかるケースがあるのです。

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