検査・診断
C3腎症の確定診断には腎生検が必要です。
腎生検とは、腎臓の組織を一部採取して顕微鏡で異常を確認する検査です。局所麻酔のもと超音波検査装置で腎臓を見ながら背中側から針を刺して組織を採取する方法と、全身麻酔のもと手術で腎臓の周囲まで切開して目で見ながら組織を採取する方法があります。
腎生検で採取した組織を蛍光抗体*で染色した際に、組織に抗体が沈着しておらず補体C3だけが付着しているか、または複数の沈着物の中でも補体C3が圧倒的に強い染色となっている場合にC3腎症と診断されます。
*蛍光抗体:蛍光色素を結合した抗体。この抗体を利用して組織中の抗体・補体成分を調べる(蛍光抗体法)。
「C3腎症」を登録すると、新着の情報をお知らせします