予防
衛生環境が整備されていない国や地域に渡航中の場合は、HEVに汚染されている可能性のある水や氷、野菜、肉、魚介類などを非加熱あるいは加熱が不十分な状態で摂取しないことが重要です。ミネラルウォーターや沸騰させた水を飲むようにし、しっかりと加熱調理してある食品を選びましょう。東南アジアなどでは果物はカットフルーツとして売られていますが、洗った水が汚染されていてフルーツにウイルスが付着していることもあるため、丸ごと購入して自分でむいて食べるほうが安全です。
一方、国内を含め、衛生環境が整っている国や地域においては、ブタやイノシシ、シカなどの動物の肉や内臓にHEVが存在し、感染する恐れがありますので、これら動物の肉や内臓を摂取する際には十分に火を通しましょう。また生レバーは食べないようにしましょう。近年ジビエ食がブームですが、これらも十分に加熱して食べるようにしましょう。
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