えすじょうけっちょうじくねんてん

S状結腸軸捻転

最終更新日:
2024年05月28日
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2024/05/28
更新しました
2017/04/25
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検査・診断

自覚症状などからS状結腸軸捻転が疑われる際は、まずX線検査やCT検査、注腸造影検査などを検討します。そのほか、大腸内視鏡検査や血液検査が併せて行われることもあります。

X線検査・CT検査

X線検査では、大腸内にたまった逆U字型や大きなコーヒー豆のように拡張したガスの形状がみられます。

CT検査では、大腸を固定している腸間膜のねじれや、大腸に穴が開いて腹腔内(ふくくうない)に遊離ガス*や腸液が漏れていないかを確認します。

*遊離ガス:通常は腹腔内に存在しない空気が、消化管に穴が開いて漏れ出たもの。

注腸造影検査

X線検査の1つで、肛門(こうもん)からチューブを挿入し、造影剤や空気を注入したうえでX線を撮影することにより、大腸の様子を観察します。S状結腸の部分で大腸が細くすぼまっている場合、S状結腸軸捻転が疑われます。

大腸内視鏡検査

肛門から内視鏡(いわゆる大腸カメラ)を挿入し、大腸の内部を観察する検査です。大腸の内側の粘膜に浮腫や出血、壊死などがないかどうか確認できるほか、大腸が狭窄(きょうさく)しているかを確認することができます。

血液検査

白血球数、CRP値などから体の中の炎症の有無やその程度を確認します。

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