治療
West症候群では、発作をコントロールし、発達を促せることを目的とした治療介入が行われます。具体的には、以下のような治療が適宜検討されます。
- 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)療法
- 抗てんかん薬
- ビタミンB6
- 食事療法(ケトン食治療を含む)
- 手術療法
など
ただし、いずれの治療方法もすべてのWest症候群の患者さんに当てはまる治療方法ではなく、また副作用が懸念されることもあるため留意が必要です。
West症候群はコントロールすることが必ずしも容易ではないため、病状が進行したり、長期に渡ったりすることも少なくありません。
発作の病型観察や脳波検査を続けながら、抗てんかん薬の調整をすることが大切であり、発作型や脳波検査のパターンが変化した場合、Lennox-Gastaut症候群への移行を考慮する必要があります。
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