おうれんげどくとう

黄連解毒湯

最終更新日
2024年09月19日
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2024/09/19
掲載しました。

効果・効能

比較的体力があり、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらする傾向のある次の諸症:

*血の道症……月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のこと。

用法・用量

成人の場合、1日2~3回服用します。服用のタイミングは、食前(食事の1時間~30分前で胃に食べ物が入っていない状態)または食間(食事の約2時間後)です。服用する量は年齢や体重、症状の度合いによって増減します。
 

リスク

黄連解毒湯を服用することで副作用が生じる可能性があるほか、ほかの薬を服用する際は飲み合わせで注意する必要があります。

副作用

発疹(ほっしん)蕁麻疹(じんましん)といった症状が現れることがあります。また、食欲不振や胃の不快感、悪心、嘔吐、下痢、腹痛など消化器系への影響が生じる場合があります。これらの症状が現れた場合は服用を中止しましょう。

重大な副作用として、発熱や咳、呼吸困難などの症状が現れる間質性肺炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-P、γ-GTPの上昇などを伴う肝機能障害や黄疸、また、腹痛や下痢、便秘といった症状が生じる腸間膜静脈硬化症などが現れることがあるため、異常が認められた場合には医師に相談しましょう。

使用上の注意

著しく体力が衰えている方は、副作用が現れやすく、症状が強まる可能性があります。

生薬を摂取しすぎると思わぬ作用が生じる可能性があるため、ほかの漢方薬を飲む際は、生薬の重複に注意しましょう。

なお、経過を十分に観察し、症状・所見の改善が認められない場合には、継続投与を避ける必要があります。また、服用量は個人の体調などによって異なるため、医師や薬剤師に相談しましょう。

成分

日局オウゴン
日局サンシシ
日局オウレン
日局オウバク

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