種類

腎炎を部位別と時間別に分類すると以下のようになります。

部位

腎盂腎炎

腎臓の中で、腎臓と尿管をつなぐ部分を腎盂とよびますが、本来は菌が存在しないと考えられています。しかし、尿道から細菌が入ってきて、尿管を通って腎盂まで達すると腎盂腎炎を引き起こします。腎盂腎炎は、細菌が血液中に入って全身に広がる敗血症(はいけつしょう)を起こすことがあり、命に関わる可能性もある病気です。

糸球体腎炎

腎臓に流れてきた血液を濾過し、体にとって不要な老廃物を排出する役割のある糸球体に炎症が起きる病気を糸球体腎炎とよびます。糸球体腎炎は、病気の主体が腎臓そのものにあると考えられる場合には原発性、何らかの全身の病気の存在によって引き起こされている場合には続発性と分類されます。原発性の糸球体腎炎の原因は分からないことも多いですが、何らかの免疫の異常が関わっているのではないかといわれています。原発性の糸球体腎炎には、IgA腎症や膜性腎症、膜性増殖性糸球体腎炎、巣状分節性糸球体硬化症、微小変化型ネフローゼ症候群などが含まれます。続発性の糸球体腎炎は、関節リウマチ全身性エリテマトーデスのような膠原病(こうげんびょう)や血管炎、クローン病のような炎症性腸疾患、悪性腫瘍(しゅよう)などによって起こります。

間質性腎炎

糸球体や尿細管を除いた腎組織のことを間質とよび、間質に炎症が起きる病気を間質性腎炎とよびます。薬の副作用によるものが多いといわれていますが、サルコイドーシスシェーグレン症候群IgG4関連疾患など、自己免疫の異常によって起こることもあります。

時間

急性

急性の腎臓の病気は、症状が急に出て、時間や日という短い期間で悪化します。たとえば、急性糸球体腎炎では、数日間で腎機能が悪くなり、尿がまったく出なくなることもあります。また、症状が急激に進行し、命の危険を伴うような合併症を起こす腎炎もあり、速やかな治療介入が望まれます。

慢性

慢性の腎臓の病気は、数年、数十年など長い期間をかけてゆっくり進行します。自覚症状が出ないことも多く、症状が出たときには腎臓の機能がほとんど末期の状態まで低下している場合もあります。慢性の腎炎の早期発見のためには、定期的な健康診断で尿検査や血液検査をすることが大切です。慢性の腎炎は、自分自身の腎臓では本来の機能を果たせない慢性腎臓病へ移行することも多いです。

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