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大腸がんの手術前・手術後の食事―術前の免疫栄養療法で合併症を予防できる?
手術後の合併症を減らすためには、術前の栄養管理が有効であることがわかっています。また大腸がんの手術後は、バランスのよい食事を摂り、暴飲暴食をしないことが大事です。今回は、大腸がんの手術前後の食事...
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公開日 : 2018 年 08 月 08 日
更新日 : 2018 年 10 月 17 日

大腸がんの手術前・手術後の食事―術前の免疫栄養療法で合併症を予防できる?

目次

手術後の合併症を減らすためには、術前の栄養管理が有効であることがわかっています。また大腸がんの手術後は、バランスのよい食事を摂り、暴飲暴食をしないことが大事です。

今回は、大腸がんの手術前後の食事や栄養について、大阪市立十三市民病院副院長の西口幸雄先生にお話を伺いました。

免疫栄養療法とは?十三市民病院で行われている栄養管理

医療チーム

NSTという栄養サポートチームが活躍

手術前の栄養管理で、手術後の状態が決まるといっても過言ではありません。

当院では、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士などで構成されたNST(栄養サポートチーム)が、一人ひとりの患者さんに合わせた栄養管理を行っています。

手術前の免疫栄養療法で手術後の合併症を減らす

手術を受ける患者さんに対して行われる治療法のひとつに、「免疫栄養療法」があります。

手術の1週間ほど前から、通常の食事に加えて、アルギニンやEPAなどが含まれる液体の栄養剤(食品)を1日2回飲んでいただきます。

免疫栄養療法によって、手術前に栄養状態を保つことで、手術後の合併症を減らしたという報告もあります。

海外のデータによると、手術後の感染症について、免疫栄養療法を行なった群が、行わなかった群と比べて半減するという結果が示されました。また、免疫栄養療法を行った群のほうが、在院日数が少ないという結果が出ています。こうしたことから、術後の患者さんの状態をよりよくするために、免疫栄養療法を行うという治療選択肢があります。

免疫栄養療法は、一部実費診療(8000円程度)です。

手術成功のためには手術前の食事が大事

手術前の食事で気をつけることは、絶食や食事量を減らしたりせず、少しでも食べて腸を動かしておくことです。特に絶食は避けるようにしましょう。

大腸がん手術後の食事

腸閉塞の予防のために―食材よりも食べる量に注意!

手術後は、腸閉塞などの合併症を予防するために以下のことに気をつけましょう。

  • 暴飲暴食はしない
  • バランスよく食べる
  • よく噛んで食べる
  • 手術後2〜3か月は食物繊維が少なめの食事を意識

当院では、術後2日目からおかゆやスープで食事を始めます。退院後は、食材や食べ物の制限は特にありません。ただし、大腸がんの手術後は、程度の差はありますが腸閉塞を起こしやすい状態です。手術後の再入院の原因では、腸閉塞が多くみられます。暴飲暴食をしないように気をつけましょう。

よく噛んで食べている人

また、大腸がんの手術後に食べてはいけないというものはありません。ただし、手術後2〜3か月は、キノコやこんにゃく、海藻など消化しづらい物を食べるときは、腸に詰まらないようによく噛むということが大切です。

食べたいものを制限することは、精神的にもあまりよくありません。食事は、バランスよく、食べ過ぎないことを意識するようにしましょう。

腸閉塞…腸管が塞がれて、食べた物や消化液などが流れなくなる状態

食べられないときは無理に食べない

手術後に「早く食べ始める人は早くよくなる」といわれています。しかし、お腹が痛いときや食欲がない場合は無理して食べる必要はありません。食べずに腸を休めることも大事です。あまりに食事が摂れないときは、点滴で栄養を摂ることもできます。医師に相談してみてください。

大腸がんのページへ

大阪市立大学医学部を卒業後、大阪市立総合医療センターなどを経て、2018年4月より大阪市立十三市民病院の副院長を務める。
大腸がんなどの手術を専門とし、自身も大腸がんを経験。常に患者さんとそのご家族の目線に立って治療法を提案している。
また栄養療法に積極的に取り組み、術後の合併症を減らすために栄養の観点からも手厚くサポートしている。

「大腸がん」についての相談が19件あります

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