症状
解熱鎮痛剤を使用してから、1時間ほど経ってから症状が現れます。症状は鼻詰まりや鼻水から始まり、咳や喘鳴(ひゅうひゅうという呼吸音)、呼吸困難が現れます。呼吸器症状に加えて吐き気や腹痛、下痢などの腹部症状を伴うこともあります。こうした症状は半日から1日持続します。
原因となる解熱鎮痛剤を内服した場合だけでなく、座薬や貼り薬、塗り薬として使用しても症状が現れることがあります。アスピリン喘息は、成人になってから発症することがほとんどで、小児期に喘息がなかった方が大人になってから喘息症状が現れるようになった場合には疑われます。小児喘息にはアトピー体質が関与していることが多いですが、アスピリン喘息はアトピー素因がない方にも発症します。
その他、アスピリン喘息には副鼻腔炎や鼻茸を合併することが多いことも知られています。そのため、鼻汁が多い、においを感じにくいなどの症状を訴えることもあります。
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