検査・診断
アメーバ赤痢が疑われるときは以下のような検査が行われます。
病原体の証明
便の中に赤痢アメーバが排出されているか調べるために糞便検査が必要になります。また、肝膿瘍などを形成している場合は、皮膚から膿瘍に針を刺して内容物を吸引し、赤痢アメーバが含まれているか調べる検査が行われます。
血液検査
赤痢アメーバに対する抗体価(赤痢アメーバを攻撃するタンパク質の量)を調べる検査が行われることがあります。
大腸内視鏡検査
大腸内の状態を詳しく観察するための検査です。アメーバ赤痢は血便を引き起こすほかの病気との鑑別が難しいことも多く、鑑別診断をするために検査が必要になることも少なくありません。また、確定診断のために内視鏡検査時に大腸の粘膜の一部を採取して顕微鏡で赤痢アメーバの有無を調べることもあります。
画像検査
大腸の状態を評価したり、肝膿瘍などの有無や状態を調べたりするためにCT、超音波などの画像検査が行われます。
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