症状
アメーバ赤痢は赤痢アメーバに感染しても何らかの症状が現れるのは10~20%とされています。発症した場合は血液が混ざった便(イチゴゼリー様粘血便)、下痢、しぶり腹、お腹の痛みなどの症状が現れます。ただし、この病気はこのような消化器症状が出ても発熱などの症状を伴うことは少ないのが特徴です。
まれに腸以外の部位で赤痢アメーバが増殖して膿瘍を形成する場合があることも知られています。腸以外の病変の多くは肝臓にできますが、皮膚、肺、脳などに膿瘍ができることもあります。そのような場合、発熱、倦怠感、吐き気・嘔吐などさまざまな症状がみられるようになります。
また、赤痢アメーバが腸の中のみにとどまっている場合でも、免疫力が低下している場合や誤った治療が継続されている場合は大腸に穿孔を起こすことがあるため注意が必要です。
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