原因
エキノコックス症は、エキノコックスという寄生虫の非常に小さな卵を口にすることが原因で感染します。通常、人から人へは感染しません。
エキノコックスは主にキツネやイヌの腸の中で成虫となり、卵を産みます。この卵は動物の糞便と一緒に外界に排出されます。たとえば、キツネが山の中で糞をすると、その中に含まれる寄生虫の卵が周囲の環境を汚染することになります。
人への感染は、この卵を知らずに飲み込んでしまうことで起こります。具体的には、汚染された山菜などを十分に洗わずに食べた場合や、沢や井戸の水をそのまま飲んだ場合、また感染した動物の糞が付いた土に触れた手を十分に洗わずに口に入れてしまった場合などが考えられます。
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