原因
静脈(心臓に戻る血液が通る血管)の流れが悪くなって血液がよどむと、静脈の血管内に血栓ができてとどまります。この血栓が、なんらかのきっかけで血管から外れて、静脈を通って心臓に戻ると、肺動脈(心臓から肺へ向かう血管)につまることがあります。
両足に血栓ができやすい状況には以下のようなものがあります。
- 飛行機のなかで長時間座席に座っている
- 自家用車の車内で寝泊まりをする
- お腹のなかに巨大な腫瘍(卵巣、子宮など)がある
- 出産後
足の筋肉が弱くなったり、筋肉によるポンプ作用が弱まったりすることで血流が悪くなるため、血栓形成の原因となることがあります。
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