くるーぷ

クループ

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

クループの症状を悪化させないためには、安静を保つことが大切です。お子さんが何らかの症状をみせているときには、泣かせないよう不要な刺激を避ける必要があります。

クループの治療では、気道粘膜の乾燥を避けたり、痰の排出を促したりすることを目的として、加湿を行なうこともあります。加湿の際には、お子さんの興奮を助長しないよう注意することが大切です。なお、重症度によっては加湿の有効性が証明されていないこともあるため、やや慎重な姿勢で用いる必要があります。

気道の腫れに対する治療

気道の粘膜の腫れにより気道が狭くなり、クループの症状が現れている場合は、腫れの軽減を目的として、ステロイド治療を行なうことがあります。重症例に対しては気管支拡張剤の吸入が選択されることもあります。吸入の効果はおよそ30分で現れるとされますが、持続時間が短いという点で、ステロイドの内服と異なります。吸入から時間がたつと効果は消失し、クループの症状が再び生じることが懸念されるため、吸入を繰り返すこともあります。

さらに重症のクループに対しては、入院のうえ、酸素投与や人工呼吸管理がなされることもあります。

ウイルスが原因ではない場合の治療

細菌性のクループが疑われるときには抗生物質が投与されることがあります。また、気道異物が原因の場合には、気管支鏡や手術によって異物を除去します。アレルギー逆流性食道炎が原因となりクループを繰り返すこともあるため、原因に応じた治療が選択されます。

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