症状
コレラの主な症状は下痢と嘔吐で、潜伏期間は感染から1~2日以内です。
軽症で済む場合と重症化する場合があり、軽症の場合は軟便程度で、下痢がみられたとしても1日数回程度で済むことも多いです。
重症化した場合は突然大量の下痢と嘔吐が始まり、水分消失からショック状態、死に至ることもあります。下痢便は、米のとぎ汁様と呼ばれる特徴的なものです。粘液が混じった白色または灰白色の水様便で、生臭い臭いがします。
重症の場合は大量の下痢便によって高度の脱水状態が引き起こされます。これによって血圧の低下、肌の乾燥やしわがれた皮膚、意識低下、尿の減少や無尿などの症状がみられることもあります。また“コレラ顔貌”と呼ばれる特徴的な顔つきになることがあり、目が落ち込み、頬がくぼんだような顔つきになります。発熱はみられないことが多いです。
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