治療
ソトス症候群は生まれつきの遺伝子疾患であり、現時点で根本的な治療法は確立されていません。治療は症状や合併症を改善するための対症療法が中心になります。乳児期の頃は、哺乳障害が問題になることもあります。母乳やミルクが飲めない場合には、鼻から胃にチューブを通して栄養を注入する治療が行われることもあります。
そのほか、各病気や症状に応じて以下のような治療を行う場合があります。
- 心疾患や腎泌尿器系の異常がある場合:必要に応じて薬物療法や手術を行う。
- けいれん(幼児期以降に多発):抗けいれん薬を使用する。
- 歯や骨格、眼に異常がみられる場合:各種診療科と連携のうえ、治療を進める。
- 発達面の遅れ:理学療法、作業療法、言語指導(リハビリテーション)を取り入れる。
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