原因
ハンセン病は、“らい菌”に感染することによって引き起こされる病気です。
らい菌は飛沫感染(らい菌が含まれる感染者の唾液のしぶきを吸い込むことによって体内に取り込んでしまう感染経路)によってヒトからヒトへ感染すると考えられています。ですが、らい菌は非常に感染・発病力が弱い細菌であるため、多くは免疫力が低い乳幼児期に家族内の感染者などと濃厚な接触を繰り返すことで感染します。一方、通常の免疫力を持っていれば、学童期以降に感染するケースは少ないとされています。
また、らい菌に感染したとしても症状が現れないことがほとんどです。しかし、免疫力の低下や栄養状態の悪化などが重なるとらい菌が体内で活動するようになってハンセン病を発症すると考えられています。
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