症状
ハンセン病を発症すると、第一に見られる症状は皮疹です。皮疹は痛みやかゆみなどを伴わず、むしろ皮疹やその周囲の知覚が麻痺するため皮疹に触れても何らかの感覚を覚えることはありません。また、ハンセン病で見られる皮疹は白や赤の斑紋状の皮疹、しこりなどさまざまであり、人によって現れ方が大きく異なるのも特徴の1つです。
そして治療をしないまま放置すると、末梢神経へのダメージがさらに大きくなって感覚・運動麻痺を引き起こしたり、皮疹が広がって皮膚や四肢に変形が残ったりすることも少なくありません。
このようにハンセン病は整容的に目立ちやすい症状が現れますが、感染したらい菌が内臓にダメージを与えることはなく、ハンセン病が原因で命を落とすことはまずないと考えられています。
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