検査・診断
皮膚の症状などからハンセン病が疑われるときは、診断をするために次のような検査が行われます。
病理検査
皮疹の組織の一部を採取して顕微鏡で詳しく調べる検査です。ハンセン病では特徴的な組織の変化が見られるため、らい菌の存在を確認し染色するのに有用な検査です。
らい菌の検出検査
病理組織を染色する検査、皮膚組織かららい菌特異的なDNAを検出するPCR検査、皮膚のある部位にメスを入れて、得られた組織液をスライドグラスに塗って顕微鏡で調べる皮膚スメア検査の3つの方法があり、全てを行うことがすすめられています。
神経学的検査
末梢神経のダメージの有無を調べるため、神経伝達速度検査や知覚(触覚・痛覚・温度覚)検査などの神経学的検査を行うことがあります。また、この病気では末梢神経が太く固くなるため、触診なども重要な検査となります。
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