原因
バッド・キアリ症候群は、肝臓から出た血液が流れる肝静脈やその先の肝部下大静脈が詰まったり狭くなったりすることによって引き起こされます。肝静脈や肝部化大動脈の生まれつきの形態異常や血栓などが原因として挙げられますが、はっきりとした原因が分からないケースも少なくありません。
また、バッド・キアリ症候群発症に関して、経口避妊薬の服用や妊娠・出産、真性多血症や骨髄線維症など血液の病気、血管炎、血液凝固異常など、血栓を引き起こしやすい病気を合併していることも多いとされています。
現在のところ遺伝の関与はないと考えられていますが、はっきりとしたことは分かっておらず研究が進められている段階です。
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