ぴるびりんのうしょう

ビリルビン脳症

俗称/その他
核黄疸
最終更新日:
2023年05月24日
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2023/05/24
更新しました
2017/04/25
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治療

ビリルビン脳症を予防するために、症状がみられなくても血中のビリルビン値が高い場合はさまざまな治療が行われます。

光療法

光療法は特殊な光源を体に照射することでビリルビンを水に溶けやすくし、胆汁の中に排泄させビリルビン値を低下させる治療法です。ビリルビン値が治療基準値を下回れば治療の中止を検討します。

交換輸血

光療法で治療効果が十分に得られなかった場合や、血液型不適合にて溶血がある場合には交換輸血の適応となります。

交換輸血は体内に循環する血液からビリルビンを速やかに除去するために、体内の血液を抜いて輸血による血液の補充を行う治療法です。白血球数の減少や無呼吸、肺出血などの合併症のリスクがあるため、副作用の出現に注意しながら行われます。

全身管理

低体温や低血糖、感染症、呼吸障害などを生じている場合は、ビリルビン脳症を発症するリスクが高い状態です。このような場合には、点滴や薬物治療、呼吸管理などを行います。

また、早期に光療法を開始することもあります。

そのほかの治療法

交換輸血が行えない場合などは、免疫グロブリンの投与が行われることがあります。免疫グロブリンは体内に存在するタンパク質の一種で、溶血が進行する速度を低下させる効果が期待できます。

ビリルビン脳症の合併症として嚥下障害(えんげしょうがい)胃食道逆流症、呼吸器合併症などを認める場合には、状態に応じてリハビリテーションや経管栄養、気管切開などを検討することもあります。

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