治療
マイコプラズマ感染症は、無治療であっても自然に症状が改善することが期待できる場合もあります。そのため、積極的な治療を行うことなく、対症療法的な対応を継続することで、治癒に向かうこともあります。
また、その一方、病状に応じてより積極的な治療介入が必要とされることもあります。マイコプラズマは、マクロライド系やテトラサイクリン系などといった抗生物質での効果が期待できるため、こうした抗生物質が使用されることもあります。そのほか、対症療法的に、輸液や酸素投与、解熱剤の投与などが検討されることもあります。
また、マイコプラズマ感染症では、免疫学的な異常を基盤として、さまざまな症状が惹起されることもあります。こうした免疫系の異常を是正させることを目的として、ステロイドなどの薬剤が使用されることもあります。
マイコプラズマ感染症の経過は、患者さんによって大きく異なります。病状や重症度を正確に把握したうえで、最適な治療方針を決定することがとても重要であるといえます。
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