症状
マイコプラズマ感染症では多くの場合、気管や肺などに感染して呼吸器症状を引き起こします。
潜伏期間は2~3週間ほどで、発熱、倦怠感、頭痛といったかぜのような症状が現れます。咳は症状が現れて3~5日ほど経過してから現れて徐々に悪化し、ほかの症状が改善した後も3~4週間ほど続きます。
マイコプラズマ感染症は合併症を引き起こす場合も多く、胸の痛み、皮疹、喘鳴(ゼイゼイする呼吸)などがみられます。さらに、中耳炎、髄膜炎、肝炎、膵炎、心筋炎、関節炎、ギラン・バレー症候群などを引き起こすケースがあることも報告されています。
なお、マイコプラズマが尿路や性器などに感染すると、尿道炎による排尿時の痛みや尿道からの膿の流出などの症状がみられます。女性の場合はおりものの異常が現れる可能性があるほか、重症な場合は骨盤腹膜炎などに進行することもあるため注意が必要です。
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