症状
メノポハンドとして現れる症状は、手指の痛みやしびれ、こわばりなど多岐にわたります。代表的な病気と症状について解説します。
ばね指(弾発指)
ばね指とは腱鞘炎の1つであり、指の付け根に痛みや腫れが生じます。進行すると指を曲げ伸ばしする際に腱が引っかかり、“カクン”と弾けるような動き(ばね現象)を伴うことがあります。特に朝方に症状が強く出る患者さんが多いとされています。
狭窄性腱鞘炎(ドケルバン病など)
ドケルバン病は、手首から親指の付け根周辺に生じる腱鞘炎です。手首や親指を動かそうとすると痛みが現れます。
手根管症候群
手首にある神経の通り道(手根管)で神経が圧迫されることにより、親指、人差し指、中指、そして薬指の親指側にしびれや痛みが生じます。特に夜間や明け方に症状が強くなる傾向があります。進行すると親指と人差し指で丸のサインが作れなくなり、物をつまむなどの動作も難しくなります。
指の変形性関節症(ヘバーデン結節・ブシャール結節)
手の指先の関節(第1関節)が赤く腫れて痛んだり、コブのように硬く変形したりする状態を“ヘバーデン結節”と呼びます。指先から2番目の関節(第2関節)に同様の症状が現れる場合は、“ブシャール結節”と呼ばれます。関節の近くに水ぶくれのような膨らみ(粘液嚢腫)ができることもあります。
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